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2014年02月17日

大雪の夜の行事

積雪残る中、皆様どのようにお過ごしでしょうか?

我が家ではテラスの屋根がありゃりゃんりゃ~ん。

大雪の夜の行事

そりゃあ、高崎中央銀座の屋根が崩壊するほどの大雪です。

こんなんじゃ驚きません。

むしろ保険で何とかしようと冷静になっております。

皆様におかれましても除雪除雪の日々でしょうが、お体にはくれぐれもご自愛頂きますように・・・、あー腰いてー。



そんな大雪が降り始めた頃、近所の方から電話がきました。

「明日の夕方に住民センターに来れる?ちょっとした行事があるんだけどさ。」

行事?

この地域に住んで約8年になりますが、2月に行事があるなんて知りません。

「何をするんですか?」と聞いてみると、「住民センターの裏にお宮があって、そこをお参りしてお酒飲むだけだよ。」とのこと。

よくわからないけど、わかりましたと返事をしました。


次の日、これでもかと降り積もる雪を除雪しながら話で聞いたお宮を確認しにいきました。

大雪の夜の行事

なるほど、今まで気が付かなかったけどありました。

すると近所のご意見番的お爺さんが話しかけてきました。

「今晩、声掛けられてる?」

話がありましたけど、何するんですか?

「飲むだけだよ。」

あら、同じ回答・・・。

「何なんだろうなぁ~???」

微妙な緊張感の中で除雪をしていると気が付けば夕方になりました。


汗まみれの服を着替えて住民センターに行ってみると、お爺さんがぞろぞろと集まっています。

その数、10名。

予定の時刻になるとみんなでお宮に向かってお参り。

そして、「献杯」の掛け声でお酒を頂く。

住民センターに入り、弁天様の掛け軸に向かって二礼二拍手一礼。

その後はお酒を飲みながらお食事です。

ちなみに30代は僕だけ。

連絡をくれた方は還暦前くらいの年齢ですが、他は80くらいのお爺さんばかり。

しかも地域でも有名なご意見番的お爺さんばかりいらっしゃいます。

まあ、悪く言えば癖のあるお爺さんばかり。

そんな方々に交じって、わけもわからず参加したのでどうもこの場所に居づらい僕。

改めて「この行事は何ですか?」と聞いてみました。

すると、僕に声を掛けてくれた方が教えてくれました。


いわゆるこの行事は「巳待ち」と言うらしいです。

己巳(つちのとみ)の日の夜に行う弁才天の祭りだそうで、僕が住む地域では昔から農家の方々が五穀豊穣と共にお金が入ってくるようにと行われてきたそうです。

昔は地域の代表的な農家の参加して他の人は入れない方針だったそうですが、高齢化も著しく若い人にも参加させてこの行事を引き継ぎたい。

そこで僕に白羽の矢が立ったのだとか・・・。


でも僕、別に農家でもないですよー。

しかも借家住まいでいつ居なくなるかもわからないのにいいんですかー??

そんな細かい事を気にしつつ、僕も地域の方々の認められつつあるのかなと嬉しい夜となったのでした。

テラスの屋根が崩壊しなければもっといい夜だったんですけどね。



Posted by 弥乃助 at 19:35│Comments(0)
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